ウイルス性結膜炎とは
結膜は上下のまぶたの裏側と白目表面を覆っている膜のことです。
結膜は直接空気と接触しているので、外からのいろいろな病原物質にさらされやすい環境にあります。
ウイルス性結膜炎とはウイルスに感染することによって起こる結膜炎です。
症状は主に充血、目やに、目の痛みや異物感などです。
原因ウイルスには、アデノウイルス・エンテロウイルス・コクサッキーウイルス・ヘルペスウイルスなどがあります。
ヘルペスウイルス以外のウイルスが原因で発症した結膜炎は、感染力が強く、家庭内感染や学校内の集団感染などの原因になります。
ウイルス性結膜炎の種類は(1)流行性角結膜炎(はやり目)・(2) 咽頭結膜熱(プール熱)・(3) 急性出血性結膜炎・(4)ヘルペス性結膜炎があります。
ヘルペス性以外のウイルス性結膜炎の特効薬は現時点ありません。
体内で抗体が出来るのを待つ以外に治療方法はありませんが、炎症を抑えるためと、二次感染を防止するために点眼薬を使用します。
ヘルペスウイルスには抗ヘルペスウイルス作用を持つ眼軟膏を使用します。
また症状によっては抗ウイルス薬の内服や点滴治療を併用することもあります。
ウイルスによる結膜炎と診断されたら、周囲の人へ感染させる恐れのある期間、外出は控えた方が良いでしょう。
学生の場合は医師が周囲への感染力がなくなったと判断するまで登校禁止です。
社会人でも集団感染を防止するため、できるれば仕事を休むのが望ましいでしょう。
特に、学校・医療施設・接客業に従事している人は、職場の内規で休業を義務付けているところもあるようです。